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47コラム

実は幅広い世代にリーチできる!TikTokの上手な活用法

1,TikTokとは

1‐1 TikTokの特徴

TikTokをよく知らないという方でも、「TikTok売れ」という言葉は耳にしたことがあるのではないでしょうか? TikTokは縦型ショートムービーを投稿する形の動画SNSで、中国のByteDance社が運営しています。全世界約150ヶ国で10億人以上のユーザーに利用されています。
中でも「TikTok売れ」につながっているのは、その特徴です。「ユーザーファーストである」ということと、「幅広い世代に利用されている」ということです。
TikTokの動画は最短15秒~と短く設定されており、さらに、他のSNSでの広告のような強制視聴もないため、ユーザーにとってはストレスフリーな設計になっているのです。(2023年6月現在、10分以上の動画投稿も可能になっています。)

1‐2 利用者の世代

はじめは10~20代をメインに流行したTikTokですが、今では幅広い世代に定着しました。特に日本では、30~40代が同じくらいの割合でTikTokを利用しています。
先述したように、TikTokはユーザーに合わせた視聴環境を提供しているので、多忙な日本の30~40代にとっても、短時間に情報収集ができるTikTokは「便利なプラットフォーム」と言えるのです。

2,TikTok広告に企業が注目する理由

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TikTok広告は、ここ数年で日本の企業にもすっかり定着しました。TikTok広告を活用して売り上げが飛躍的に伸びる「TikTok売れ」も、枚挙にいとまがありません。日本マクドナルトやユニクロ、資生堂、サントリー、江崎グリコ、キリン、ローソンなど、業種はもちろん、年齢層も幅広く対象になっていることが分かります。

4大SNSの中では後発組で、ユーザー数もまだまだ増加中のTikTok。成長を続けるプラットフォームでの広告運用が、有益であることは言うまでもありません。
TikTokでは、運用に合わせた4つの広告形態が存在しますので、自社に合うものはどれか、次章以降をぜひチェックしてみてください。

3,TikTok広告の種類

3‐1  起動画面広告

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(引用:TikTok広告 気になる出稿内容を理解しよう)
起動画面広告は、TikTokのアプリを起動すると最初に表示される広告です。TikTokのすべてのユーザーに表示されるので、幅広い世代の多くのユーザーに訴求します。広告内に自社サイトへのリンクを設置できるため、ブランドイメージの認知と共に、サービスの宣伝や購入にもつながります。
1日に1社のみの配信となるため、広告枠を確保するのは難しく、かつ比較的高額になります。価格相場は約500万~600万円ほどです。

3‐2 チャレンジ広告

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(引用:【公認の代理店が解説】TikTok広告とは?種類・相場・メリットなど徹底解説!)

チャレンジ広告は、企業側が広告に関係したハッシュタグを作成し、ユーザーがそのハッシュタグに沿って動画を作成・投稿するというユーザー参加型の広告です。ユーザーが動画を拡散してくれるので反応率もTikTokで最も高く、自社サービスの認知拡大が期待できます。
ただ、TikTok全体を盛り上げて“バズる”ことが大いに期待できるため、広告費用も高額になります。価格相場は1,000万~2,000万円となっています。

3‐3 インフィード広告

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(引用:【公認の代理店が解説】TikTok広告とは?種類・相場・メリットなど徹底解説!)

インフィード広告は、ユーザーの「おすすめ」欄に表示される広告です。その名の通り、一般のユーザーのフィードに混じって同じように表示されるので、さりげなく認知拡大を狙いたいときに最適です。
価格相場はフィードの何番目に表示されるかによりますが、1日単位でおおむね50万円から500万円と、幅広い価格設定となっています。

3‐4 運用型広告

運用型広告は上記3つ(純広告)とは異なり、自社で専用アカウントを運用することで、広告を打ち出す方法です。「TikTok For Business」というプラットフォームを使いますが、フィードは一般ユーザーと同じ形なので、自然な認知が可能。
価格相場は、再生課金は5円から、クリック課金は30円から、インプレッション課金は100円からとなっています。ただし、当然ながら運用は自社ですので、相応の知識がなければ費用対効果が薄くなる可能性があります。

4,TikTok広告のターゲティング種類

次に、広告の展開にあたって重要なターゲティングの種類を見てみましょう。
TikTokには、4種類のターゲティングがあります。

「デモグラフィック」はユーザー属性のことで、性別、年齢、ロケーション(地域)、言語の項目で設定を行います。

「ユーザーリスト」は、さらに[カスタムオーディエンス]と、[類似オーディエンス]に分けられます。前者は、自社サイトへのアクセスや広告へのクリックなど、これまでに接触のあるユーザーのリストです。後者は、前者のリストをもとに、そのユーザーに類似するユーザーのリストで、これを使ってターゲティングを設定します。

「興味&行動」は、ユーザーのTikTok内の行動をもとに把握された“興味関心”や“行動”からターゲティングします。[興味関心カテゴリー]はビジネスや旅行、ゲーム、メークなどのカテゴリーが並び、 [行動カテゴリー]は、動画/クリエイター/ハッシュタグへのアクションからターゲティングを行います。

「デバイス」は、ユーザーが使用しているデバイスによるターゲティングです。システムバージョン、デバイスモデル、通信環境、キャリア、デバイス価格という5項目での設定です。

TikTok広告では、「広告の種類」と「ターゲティング」の“掛け算”をどう決めるかが、非常に重要です。効率よく運用するために、予算とターゲット層はもちろん、どうアプローチするかまで事前にイメージしておきましょう。

5,TikTok広告を出すメリット・デメリット

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5‐1 メリット

メリットは、短い尺に音楽付きの動画というTikTokのフォーマットにならった広告動画のため、視聴完了率が高いということです。ユーザー参加型の広告コンテンツも多く、ユーザーは広告を「見させられている」のではなく「自発的に見ている」と認識できます。その意識が商品やサービスの購買行動を促します。事実、TikTokを見て商品やサービスを購入したことがあるユーザーは、年々増加中です。
もちろん若年層や海外層といった、TikTokのユーザーならではのボリュームゾーンに向けての広告も効果的です。

5‐2 デメリット

デメリットは、TikTok広告の出稿後にリンクのミスや文字の修正が発覚しても、TikTok側の対応は一切ないことです。修正自体ができないので、出稿期間中であっても広告を取り下げるしかありません。
また、一度出稿してしまうと、その後の掲載に不満があったとしても、キャンセルは不可となっています。なんらかの事情で出稿期限までにコンテンツの納品が間に合わない場合でも、費用は全額発生します。

大きな効果が望めるTikTok広告を成功させるためにも、広告コンテンツは余裕をもった制作期間とクロスチェック態勢を設け、リスク回避をしておくことが大切です。

6,まとめ

繰り返しになりますが、TikTokは短い尺での動画視聴に特化しているのが魅力です。広告に対するユーザーのレスポンスが早く、自然な形でブランド認知を広げるには最適なプラットフォームと言えます。訴求層も10~40代と幅広く、TikTok広告によって潜在層にPR活動を行うことが可能です。ユーザーも右肩上がりが必至といわれているTikTok。苦手意識を持たず、この機会にぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
47キャスティングパートナーズでは、TikTok広告に関するあらゆる課題の解決と、一貫したサポートが可能です。SNSの運用・管理・見直しなども対応しているほか、漠然としたお悩みも承っていますので、ぜひ一度ご連絡ください。

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