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47コラム

Instagramマーケティングでは何をすべき? 基礎から戦略までをプロが解説!

SNSを使ったマーケティングの中でも、特に人気が高いのがInstagram(インスタグラム)マーケティングです。多くの企業様が成功を収めている一方で、「Instagramを開設したいけれど、運用の仕方がよく分からない」、「フォロワー数は増えたものの、マーケティングに活用できていない」とお悩みの企業様も多いのではないでしょうか。
Instagramは多くの企業様が取り組んでいるからこそ、その特徴を理解してマーケティング活動に生かすことが必須です。今回は、基本用語から具体的な活用法、インフルエンサーの有効性まで、徹底解剖してお伝えします。

1.Instagramとは

1‐1 Instagramの特徴

Instagramは写真や動画をメインに投稿できるSNSで、2010年に登場して人気となり、2012年からはメタ・プラットフォームズ社(旧Facebook社)の子会社として運営されています。全世界で20億人以上、日本では3300万人以上のユーザーが利用しています。
X(旧Twitter)やFacebookが文字での投稿がメインとなることに対して、Instagramは画像や動画をメインに投稿できるのが大きな違いです。その気軽さから10~20代を中心に利用が広まり、現在は30代、40代にも幅広く使われています。

今や10~20代にとっては、「ググる(Googleで検索する)」のではなく、「タグる(Instagramで検索する)」や「タブる(「発見タブ」機能を利用して情報を得る)」のが当たり前となっています。まずは基本用語から押さえていきましょう。

1‐2 Instagramで使用される基本用語

【フィード】
ログインすると表示される画面のことで、他のSNSでいう「タイムライン」になります。自分が写真や動画に文章を添えて投稿すると、この画面に表示されます。

【リール】
最大90秒のショート動画のことです。リールは「おすすめ表示」としてフォロワー外のユーザーにもリーチするので、音楽やエフェクトを使って編集・投稿すれば、大きな効果が期待できます。

【ストーリーズ】
投稿が24時間で消えてしまうのが特徴です。見てほしいけれど、フィードには残したくない投稿のときに最適です。その特徴を逆手にとって、プレミアムな情報を解禁するときにこの投稿を使う場合もあります。

【ハイライト】
24時間経つと消えてしまう「ストーリーズ」を、プロフィール欄のところに保存・表示できる機能です。項目別に分けてまとめておくと、あとでもう一度見たいと考えているフォロワーや、初めて訪れたユーザーに有効です。

【インスタグラマー】
Instagramを通して多くのユーザーに影響を与えることができる人を指します。投稿はファッションやコスメ、ライフスタイルなどが多く、情報の拡散力も高いことから、インスタグラマーを起用すれば訴求力の高いPRが可能になります。

【ハッシュタグ】
頭に「#」(半角)を付けた言葉やフレーズを指します。ハッシュタグを付けることで、リンク化(タグ化)された同じキーワードの投稿を見つけることができます。第三者から見つけてもらえる可能性が増えるため、画像がメインで文字情報の少ないInstagramでは特に重要で、多くのユーザーに見てもらうには、どんなハッシュタグを付けるかが大きなポイントとなります。

1‐3 ハッシュタグの活用方法

ハッシュタグを付けるときは、ビッグキーワード(ファッション、旅行など広い意味をもつ言葉)と、ミドルキーワード(ワンピース、パリなどもう少しジャンルを狭めた言葉)、スモールキーワード(ブランド名、1人旅などさらに特化した言葉)を使うのが、多くの人に検索してもらうために必要です。また、「#」の後のワードに日本語を使えば国内のユーザーに検索されやすく、英語にすれば世界中のユーザーとつながることができます。国を越えた拡散力も、写真と動画がメインであるInstagramの特徴です。

1‐4 発見タブの活用方法

発見タブとは、instagram内の虫眼鏡マークをタップした際に表示される画面のことです。ここに表示される内容はユーザーの興味や関心に基づいて自動で表示されるようになっており、よりユーザーと関連性の高いコンテンツや話題性のある投稿が厳選されているのが特徴です。Z世代の若者は、この発見タブから得た情報をきっかけとして、消費行動や現地探訪を行うことが非常に多いという調査結果も出ています。

2.【Instagram活用法①】 企業アカウントの作成

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2‐1 企業アカウントを作成することのメリット

企業様の名前でInstagramのアカウントを運用するメリットは、まず手軽に始められ、商品の宣伝や発信によって認知度が高まることが挙げられます。写真や動画がメインなので視覚的にアピールすることができ、ハッシュタグを上手く使えば、多くのユーザーへのリーチが期待できます。企業様の知名度とは関係なく、「バズる」(クチコミが広がり注目を集める)ことで、売り上げが飛躍的に伸びたケースもあります。

2‐2 企業アカウントを作成することのデメリット

デメリットは、X(旧Twitter)やFacebookに比べて、拡散まで火がつきにくいということがあります。他のSNSはちょっとしたひと言でも拡散のきっかけになりますが、画像がメインのInstagramでは、平凡な写真では埋もれてしまいがちです。目に留まるような画像の上にキャッチコピーを加工して載せたり、見て楽しくなるような「リール」を編集したりと作業が多いので、日々の更新が滞ってしまう企業様も多いようです。

2‐3 企業アカウントを作成する際のポイント

企業様がInstagramのアカウントを始める際には、最初にコンセプトを決めることが大切です。ただなんとなく商品を紹介するだけでは、何をアピールしたいのかユーザーに伝わりにくいものです。まずは商品の強みを改めて洗い出し、このアカウントを見ることでユーザー側が何のベネフィット(有益な情報)を得られるかということを明確にするとよいでしょう。その後、画像選定や加工、動画編集、ユーザーが検索しやすいハッシュタグも必要です。

3.【Instagram活用法②】 Instagram広告

まずは、Instagramで利用できる6種類の広告をご紹介しましょう。

【写真広告】
1枚の写真とキャプションの広告です。通常の投稿通りにフィードに並ぶので、さりげない宣伝が可能です。

【動画広告】
1本の動画とキャプションの広告です。静止画像だけでは魅力が伝わらない商品や、複数のサービスを宣伝したいときなどに使います。

【ストーリーズ広告】
ストーリーズ上に1枚の画像か1本の動画を表示させる広告です。フルスクリーンかつフォロー外のユーザーにも表示されるので、幅広い層にアプローチできます。

【カルーセル広告】
最大10枚まで写真や動画とキャプションを表示させることができる広告です。それぞれの画像にリンクを付けられるので、複数の商品やセールスポイントを表示したい場合に使います。

【コレクション広告】
商品をカタログ形式で表示できる広告です。メイン画像の下にカタログが表示されるので、ユーザーが気になる商品を見つけた場合はスムーズに購入まで進むことができます。

【発見タブ広告】
Instagramのアプリで検索のマークをタップすると現れる、「発見タブ」に表示される広告です。「発見タブ」はユーザーの興味関心に合わせてパーソナライズされているので、ここに表示されることで新規顧客の獲得の可能性が高まります。

4.【Instagram活用法③】 インフルエンサーを起用する

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4‐1 内容と特徴

Instagramをよく知らなくても、「インフルエンサーがおすすめ!」とか、「話題のインフルエンサーが使っている△△!」などといったキャッチコピーを目にする機会は多いのではないでしょうか。これまでは芸能人や著名人が担っていた“影響力”や“拡散力”ですが、近年、特に10~20代のユーザーは、インフルエンサーのほうに、より魅力を感じて影響を受けているといいます。

4‐2 インフルエンサーの種類

【トップインフルエンサー】
100万フォロワー以上で、テレビやマスメディアへの露出も多いインフルエンサーのことです。芸能人やモデルも多く、影響力は絶大ですが、フォロワーにとってはあまり親近感が感じられないという面もあります。

【ミドルインフルエンサー】
10万フォロワー以上の人を指します。ファッションやコスメ、グルメ、旅行など人気ジャンルの情報発信をしており、その情報に興味関心を持つフォロワーが集まっています。

【マイクロインフルエンサー】
1万フォロワー以上の人です。コメントなどのやりとりも気軽にでき、発信者とフォロワーの距離感が近いため、フォロワーにとって親近感をもたれやすいのが特徴です。

【ナノインフルエンサー】
1万以内のフォロワー数の人です。狭いジャンルやカテゴリーでの情報発信が多いですが、その分、友だち感覚でつながれるという利点があります。

4‐3 インフルエンサーを起用したマーケティング種類

インフルエンサーを起用する「インフルエンサーマーケティング」とは、その影響力を利用して、製品やサービスを紹介してもらい視聴者に消費行動を促すマーケティング方法です。インフルエンサーは自分が本当に気に入ったものを紹介することが多く、フォロワーもそれを知っているので、紹介された商品は即購入に繋がりやすい傾向があります。その際、投稿は必ず「#PR」と付け(PR投稿)、ユーザーはインフルエンサーがたまたま購入したのか、企業様から依頼があって仕事として発信しているのかを判別できるようになっています。

一方で、PR投稿なのにそれを隠してインフルエンサーが紹介すれば、フォロワーは気づかずに購入してしまう可能性があります。そういった消費者に不利益となる種類のPR投稿を「ステルスマーケティング(ステマ)」といいますが、その数が急増したため、2023年10月から景品表示法でステマが規制されることになりました。自社のインフルエンサーマーケティングが意図せずステマになっていないかどうか、それを常に確認することはInstagram運用な最重要課題の1つです。

5.【Instagram活用法④】 キャンペーン施策

その他、Instagramには集客につなげるさまざまなキャンペーン施策があります。
例えば、商品を持って写した写真を、キャンペーン専用のハッシュタグを付けて投稿することでプレゼントがもらえたり、キャンペーン投稿に指定のメッセージを書き込むと、DMでURL送付されその場で当落が分かる、チャットボットを使用したプレゼントキャンペーンなど。
Instagramの特性を生かした様々なキャンペーンが行われ、フォロワーの新規獲得やエンゲージメント増加に非常に効果を発揮しています。

6.各企業様に合ったInstagramマーケティングを見極めて

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いかがでしたか? Instagramというと、おしゃれで華やかな「トップインフルエンサー」が活躍しているイメージですが、実はそれ以外にもさまざまな広告やキャンペーンが有効であることが分かりました。
ユーザー数が右肩上がりで、利用する世代も広がっている今、自社のコンセプトに合った戦略を立て、適切なInstagramマーケティングを実施することが求められているといえそうです。

7.まとめ

47キャスティングパートナーズでは、Instagramのアカウント運用代行と広告運用代行の豊富な実績を生かし、さまざまなご相談を承っています。また、企業様にふさわしいインフルエンサーのアサインも、キャスティング会社のプロである弊社にお任せください。企業様の日々の労力を削減し、Instagramマーケティングのあらゆる課題に確実に対応いたします。
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